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穂積皇子の冬の歌三


  但馬皇女が穂積皇子への想いを抑えられなく穂積皇子の下へと向かってしまったという事件があってから

17年後の和同元年(七〇八)六月二十五日に但馬皇女は亡くなります。

34歳という若さでした。

穂積皇子は多分その年の冬に歌を詠みました。


   「万葉集絵かるた」より  万葉集 巻第二・二〇三 

「降る雪は」あはにな降りそ 吉隠(よなばり)の

         猪養(ゐかひ)の岡の 寒くあらまくに」

〜降る雪よ、そんなにたくさん降ってくれるな

            猪養の岡が寒いであろうから〜

題詞に「但馬皇女の薨(こう)ぜし後に、穂積皇子、冬の日に雪の降る御墓を遥望し

悲傷流涕(ひしょうりゅうてい)して作らす歌」と添えられています。

「悲傷流涕」この言葉は穂積皇子の気持ちを的確に表していますね。

またこの歌は万葉集が残した優れた表現の歌としても知られています。

「亡き人」や「私の涙」というありふれた言葉を使わないことで

一層悲しみが伝わってきます。

但馬皇女が眠っている山に降る雪は自分でもどうしようもない、これ以上降ってくれるな、

あの人が寒いでしょうからと遠い藤原京から読んでいます。

山は但馬皇女そのものに思っていたのでしょう。

冬の寒さが厳しい時期にこの歌を思い出します。







 
posted by: y-sakurada | 万葉集 | 15:10 | comments(0) | - | - | - |