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ヤブカンゾウ



万葉集には「忘れ草」の歌が五首あります。

「忘れ草」はカンゾウと推定されています。この写真はヤブカンゾウです。

カンゾウは中国原産で帰化植物です。奈良時代以前に渡来していました。

中国の故事に「忘憂草」とあり、これはシナカンゾウのことです。



巻第三・三三四  大宰府の帥(長官)であった大伴旅人の歌です。


「忘れ草 我が紐に付く 香具山の 古りにし里を 忘れむがため」

〜忘れ草を下紐に付けました、ふるさとの香具山を忘れようと思って〜 


奈良の都を愛していた旅人は太宰府への赴任を命じられました。

帥は名誉な役職ではあったものの60歳を過ぎた旅人には過酷な任務でした。

着任して間もなく妻を亡くし遠い地で辛い思いをしていました。

そして翌年「長屋王の変」が起こり都は藤原氏の力が増していました。

そのような時期に都のことを思い五首読んだ内の一首です。


「忘れ草」は若者が恋を忘れるために下紐につけるというもの。

旅人のふるさとへの思いは尽きることはなかったのでしょう。








posted by: y-sakurada | 万葉集 | 20:48 | comments(0) | - | - | - |