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春過ぎて



夏本番となり日差しが強く照りつけるようになりました。

万葉集で夏の歌といえば〜春過ぎて〜を思い浮かべる方は多いと思います。


「万葉集絵かるた」より  巻第一・二八   持統天皇の歌です。


「春過ぎて 夏来(きた)るらし 白栲(しろたへ)の 衣干したり 天の香具山」

〜春が過ぎて夏がきたらしい、あの天の香具山に真っ白な衣が干してあるのを見ると〜


持統天皇は天武天皇の皇后でしたが天武天皇の崩御後、皇太子草壁皇子の

早世のため即位し天皇となりました。

天武天皇の没後、宮を飛鳥淨御原宮(あすかのきよみはらのみや)から

大和三山に囲まれた藤原宮に遷都し天武天皇が果たせなかった大事業を

持統天皇が成し遂げました。今までの宮と違い中国の都を手本として築かれ

東西南北の道路で区画され四神が守る新しい都となりました。


この歌は遷都の後格別な思いで詠んだのかもしれません。

「白栲」には諸説ありますが香具山の近くに当時埴安の池があり、

この池でおそらく何か行事があり禊をした人達の衣を干したのだと思います。

「天の香具山」は神の依代とされる山で白衣は神祭りなどに用いられる

淨衣でしたから。

香具山の緑に真っ白な衣が映えている様子をさわやかに歌っています。


後の藤原定家が「小倉百人一首」にこの歌をやわらかい調べに変えて採っています。

第一番の歌は天智天皇の〜秋の田のかりほの〜で「農」を

第二番で持統天皇のこの歌で「衣」を・・・・

現在でも天皇陛下は稲を、皇后陛下は繭を育てていらっしゃいますね。


この歌はあまりにも知られているので絵を描くのは難しく感じていましたが

資料を調べていく内に自分で納得し、絵の先生のアドバイスも頂き描くことができました。 
posted by: y-sakurada | 万葉集 | 20:04 | comments(0) | - | - | - |